アク志望は大学院に進むべき？私の経験を踏まえて解説します！

こんにちは！めもりです！
私は学部時代にアクチュアリー1次試験の数学、損保、生保、KKTの4科目に合格し、院進はせずに就職しました。

「アクチュアリーになりたいけど大学院に進んだ方がいいのだろうか？」

今回はそういう悩みを抱えている大学生に向けて、院進すべきか就職すべきかを私の経験を踏まえて述べたいと思います。

大学院に進学するメリットとデメリット

まず大学院に進むメリットとデメリットを考えてみます。

就職して働くのに比べると大学院は勉強時間を確保することができます（研究室によるとは思いますが）もし保険数学について学べる研究室に進学できれば、大学院での二年間をアクチュアリーとして必要な知識を身につける時間にもできます。

また、一般的に就職活動は大学三年次の夏頃から本格的に行なうことになりますが、院に進学する場合はその必要がないのでアクチュアリー試験の勉強に注力できます。

アクチュアリー試験を受けれるのは大学3年生の12月からなので、学部で就職するとなると、まだ試験を受けたこともない状態で就活を始めないといけません。これは結構不安です。院進すれば試験を受けた上で進路を決めれるのでいくらか不安は少ないと思います。

そして、院に進むと就職した同学年の友人に話を聞くことができます。就活は情報戦です。気軽に就活について質問できる人がいることは大学院に進むメリットになると思います。

当たり前ですが大学院は研究を行う必要があります。アクチュアリーとは関係ない研究室に入ってしまった場合、研究に時間を割かなければならず、アクチュアリーの勉強の時間がとれないという事態にもなりかねません。

また、院進すると就職が2年遅れるため、学部卒に2年の実務経験の差をつけられてしまいます。長い目で見ると大した差ではないと思いますが、、

そして最も大きなデメリットはお金がかかることです。仕事でも研究でも一生懸命取り組んでいるのは同じかもしれませんが、お金に関しては正反対です。この点は進学を考えるときにしっかり考える必要があると思います。

正直なところ院に行った方が就職に有利かはわかりません。ネットでは、院進しようがしまいが大して差はないという意見が多いです。

ただ、先ほども述べましたが、院に進学すると周りの友人たちが就職していることが多く、就活に関する情報は学部時代よりも集めやすいですし、就職前に受けれるアクチュアリー試験の回数も増えます。

また、働いている友人がいると「自分はこのままでいいんだろうか」と危機感を覚えて周りより早く就活を始め、その結果就活がうまくいくという人もいると思います。そういった意味では有利になるのかなと感じます。

私が思うに、アクチュアリーを目指すのなら学部時代に1次試験にできるだけ合格して院進はせずに就職するのがいいでしょう。

ただ、就活を始めるのが遅かったり、3年次にアクチュアリー試験を受けていない場合は大学院に進むのも検討したほうがいいと思います。なぜならアクチュアリー候補生として採用される可能性が低くなるからです。

結局はケースバイケースですが、一つ言えることは、「就活失敗したら院進したらいいや」という考えはやめたほうがいいということです。就活も院試も相当エネルギーを使います。

それを考えずに中途半端な気持ちで就活してしまうとどちらも失敗するということになりかねません。ですので就活をやるのなら”本気で”取り組みましよう。

もしアクチュアリーになることを考えていて、大学院進学を考えているのならアクチュアリーに関わりのある研究室に進むことをお勧めします。研究室を変えたり、他の大学の院に進むということを検討してみてください。

院進するときに研究室を変えることはできますが、院に入ってからだと研究室を変えるのは難しくなります。私の周りにも研究室選びを後悔している友人が結構います。

ですのでなるべく早く、できれば三年次からどの大学のどの研究室に入るのかを考えておくのが大切だと思います。研究室のことを知るために教授に話を聞きに行ったり、先輩や友人と情報と共有することが必要になります。

いかがだったでしょうか。

就職と院進、いずれにしても早く準備するのが成功の鍵です。思い立ったが吉日。とにかく周りより早く準備を始めましょう。

私自身は三年次の11月ごろから就活を始め、運良く内定をいただくことはできましたが、今考えてみると就活をなめていたと反省しています。就活に失敗して、興味のないことを院で学ぶという結果になってもおかしくありませんでした。

皆さんは私のような甘い考えを持たないでください。マジで危険です笑

この記事を読んで悔いのない選択をできる人が増えれば幸いです。