アクチュアリー1次試験 どういう順番で受ける?

アクチュアリー試験

めもりです!

今回はアクチュアリー1次試験の受験順番について書きました。

私は1年目に数学、損保、KKT、2年目に生保、年金を受け、年金以外の4科目に合格することができました。

ですので、それらの経験も踏まえながら解説していきたいと思います。

この記事を読むことで以下の2つががわかると思います。

  • アクチュアリー1次試験の受験順番
  • 各科目の関連性

これから試験を受けようと思う人の参考になれば幸いです。



どういう順番で受ける?

結論から言うと

数学→損保数理→生保数理→年金数理→KKT 

または

数学→生保数理→損保数理→年金数理→KKT

がいいと思います。

詳しく説明していきます。

アクチュアリー1次試験の分類

アクチュアリー1次試験は大まかに以下のように分けられます。

文系科目・・・KKT

理系科目・・・数学、損保、生保、年金

文系科目のKKT(経済・会計・投資理論)はその名の通り経済や会計についての学習が必要になるので暗記が中心となります。

その中で、多少の計算はありますが基本的にそこまで複雑な計算は出てきません。

一方で理系科目では考え方の理解や暗記に加えて計算力も重要になります。

特に損保数理と年金数理は理解するのが大変な上に計算量も膨大なので1次試験の中で最も合格が難しいと言われています。

理系科目の特徴

理系科目の数学、損保、生保、年金には範囲が重なっている部分があります。

それぞれの科目がどのように関連しているのか解説します。

数学⇄損保、生保、年金

まず数学に関しては計算力の必要性という意味で、どの科目にも必要になります。

そして確率密度関数を用いた計算や、モデリングの分野において損保数理と内容が重なっている部分があるので数学と損保数理はセットまたは数学→損保数理の順番で受けることをお勧めします。

損保⇄生保

次に損保は数学と同様に生保の分野も範囲になっています。それが保険料の算出の分野です。

範囲としては狭いですが、生保数理独特の記号があるため生保の知識がないまま損保に取り掛かると少し苦労するかもしれません。

私も損保を先に受験したため内容の理解に手こずりましたが生保の勉強をしないと手も足も出ないということはないのでそこまで気にする必要はないかもしれません。

生保⇄年金

そして最後に生保は年金と大きく分野が重なっています。生保の記号は年金でもよく使います。

難易度としては年金の方が高いので生保の知識をある程度蓄えてから、年金に取り掛かるのがいいと思います。

KKTはなぜ最後?

正直KKTを受けるのはいつでもいいと思います。

ただKKTはきっちり勉強すれば安定して合格が狙える科目なのであえて後ろに置きました。先にきつい思いをしておこうという考えです笑

ただ、アクチュアリーに興味があってお試しで受けてみようと思う人は、数学とKKTをセットで受けてみるのもいいでしょう。そういう人は結構います。

また時間に余裕がある方は他の科目とKKTをセットで受けることでその後の勉強が楽になるので検討してみてください。



まとめ

以上を踏まえてまずは土台となる数学を受けることをお勧めします。

そして、関連の強い損保数理をその後に受け、生保→年金の順がいいと思います。生保と損保は逆でも問題ないと思います。

KKTはいつでもいいですが、1科目づつ受けるなら最後がいいと思います。

今感じるのは、受験順番を誤ると理解に相当時間がかかるということです。

ここを工夫するだけでスムーズに学習が進めれるのでよく検討した上で学習を開始しましょう!

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