アクチュアリー2次試験(年金)の参考資料

アクチュアリー試験

こんにちは!めもりです。今回はアクチュアリー2次試験(年金1、2)の学習に必要な法令や参考資料をご紹介します。

2次試験(年金)の問題点は教科書があまり役に立たないことです😅

試験範囲が広く教科書では到底カバーできません。また、頻繁に法改正があるため教科書の改定が追いつかないことも要因の一つです。

教科書があてにならないとなると問題になるのは何を見て勉強したらいいのか?ということです。私はネットに上がっている資料と過去問を照らし合わせて学習を進めていきましたが、必要な資料を吟味する時間はもったいないのでこの記事で紹介します。

これから年金の2次試験の学習をされる方向けの記事になります!

まず、公式の教科書をご紹介します。年金の2次試験の教科書は下のアクチュアリー会のHPからPDFでダウンロードできます。

現時点で会計、税制の教科書がPDFでは提供されていません。また、第5分冊の「厚生年金基金」は試験範囲外のためダウンロードは不要です。教科書はHPから書籍で購入することもできます。

また、公式の参考書として「企業年金に関する基礎資料」と「公的年金財政状況報告」が指定されています。

「企業年金に関する基礎資料」は企業年金連合会のHPから購入することができます。

「公的年金財政状況報告」は厚生労働書のHPに公開されているのでネットで調べれば出てきます。令和4年のものはこちらです。

最初に書いた通り、教科書では試験範囲をカバーできていません。ですので教科書や参考書はつまみ食いするのが良いと思います。

私の場合、教科書の中退共等のその他退職金制度(第1分冊)と税制(第4分冊)は熟読しましたが、確定給付企業年金(DB)、確定拠出年金(DC)、会計の部分はほとんど見ていません。参考書の「企業年金に関する基礎資料」は公的年金やその他の年金制度等の部分の学習に使用しましたが、「公的年金財政状況報告」にいたってはこの記事を書くときに初めて参考書に指定されていることを知りました。。笑

「公的年金財政状況報告」は内容を見てみましたが、公的年金の全体像を理解するのには適した資料だと思うので見て損はないと思います。量が膨大ですが。

結論、教科書はHPからダウンロードし、公開されていない第4部冊はあえて紙媒体で買う必要はないと思います。「企業年金に関する基礎資料」はあったほうが良いと思いますが良いお値段するので会社や先輩からもらったり借りたりできないか聞いてみることをおすすめします。

まとめると以下のとおりです。

【教科書】
第1分冊・・・中退共、特定業種退職金共済、特定退職金共済、小規模企業共済、国民年金基金、年金ALMは熟読。それ以外はさらっと読んだ程度。
第2分冊・・・さらっと読んだ程度
第3分冊・・・さらっと読んだ程度
第4分冊・・・税制は熟読。会計は不使用
第5分冊・・・試験範囲外

【参考書】
企業年金に関する基礎資料・・・公的年金と税制、その他の年金制度は熟読
公的年金財政状況報告・・・不使用

私の場合、DB、DC、会計についてはほとんど教科書や参考書は見ていません。合格するうえでもこれから紹介する資料のほうが圧倒的に重要だと思います。

それぞれの領域ごとに重要度も合わせて紹介していきます!それぞれの重要度の意味合いはこんな感じです。

重要度 高・・・合格を目指すにあたり必ず見るべき資料
重要度 中・・・合格のために必須とまでは言えないものの内容の理解は必要になる資料
重要度 小・・・試験に直結する可能性は低いものの見ておくことが望ましい資料

主に厚労省のHPに公開されている資料たちをメインで使用していくことになります。

その他のいくつかの資料も合わせて重要度別にまとめていきます。現時点で最新の法令等のリンクを添付していますが、法改正によって陳腐化する可能性があるため最新の法令か確認の上、ご使用ください。

これらは実務でもよく見る資料だと思うので問答無用でiPadにダウンロードしてください。

1つ目の告示はPDFでダウンロードができないため私はWordに一度コピペしてPDFにしました。。

次にDCの学習で見るべき資料を紹介していきます!DCはDBのように厚労省のHPに法令がまとまっていませんが、どれもWEB検索すれば出てくるものです。

次に会計の資料をご紹介します。こちらもWEBで検索すれば出てくるものです。

その他、いくつか重要な資料や参考書があるためご紹介します。

リンク先の5年に一度行われる公的年金の財政検証のレポート結果です。いくつか資料はありますので、「令和6年財政検証結果の概要」以外の資料についても適宜目を通すことをおすすめします。

財政検証は数値が試験に出るだけでなく、所見で必要な知識も詰まっているので確実に抑えておきたい資料です。

年金は2次試験の合ストシリーズがあります。私は全て購入しましたが、特に活用したのは「計算問題」と「公的年金・その他年金制度・税制」です。

DBやDCについては実務に携わっていれば必須ではないという感覚です。ただ、実務に基づいた解説が丁寧に記載されていますので、理解は早くなります。また、試験に頻出の部分に充填を置いて作成されていますので金銭的余裕があれば買っておいて損はないでしょう。現在発売されている年金2次の合ストシリーズのリンクを貼っておきます。

こうやって見てみると参考資料が多すぎますね。。。2時間くらいで記事を書き上げるはずが3時間以上かかっています笑

資料の使い方や学習方法についてはまた別の記事で書こうと思います!ひとまず今回ご紹介したような資料を読み込んでいかないといけないのかーと思っていただけたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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