こんにちは!めもりです。今回は財務3級の概要と勉強方法について解説したいと思います。
私は今年の3月に財務三級と税務三級を受験しどちらも合格しました。
「財務3級ってどんな試験?」「どう勉強したらいいの?」そういった疑問をを持つ人の参考になる内容になっています。
財務三級とは?
この試験は銀行業務検定試験の一つです。銀行業務検定試験には他にも税務や法務など様々な分野があります。
銀行業務検定試験とは金融機関等で働く人を対象に、業務を行う上で必要な知識が身についているかを測る試験です。
その中の財務三級は貸借対照表や損益計算書といった財務諸表が理解できているか、またそれを用いた分析ができるのかを問う試験となっています。
銀行や保険会社ではこれらの試験に合格することを義務付けているところも多いです。どの試験の合格が必要なのかは会社によって異なります。
試験の概要
財務三級試験の概要をまとめてみます。
- 年に2回実施
- 試験は筆記もしくはPCでのCBT方式
- 試験時間は150分(CBT方式では120分)
- 1問2点で全50問(100点満点)
- 正答率6割以上で合格
- 問題形式は5肢選択問題
- 合格率は30%程度
計算問題が結構ありますが、計算自体は難しくなくパターンさえ頭に入れておけば解ける問題がほどんどです。
試験時間は150分となっていますが、実際の試験ではそこまで時間はかからないので「制限時間内に解答できるだろうか?」という心配は必要ないと思います。実際に私が試験を受けた際は、問題を解き終えて途中退席する人がほとんどでした。
勉強方法
それでは財務三級の勉強法の解説を行っていきます。
使った参考書
私はこの問題解説集のみを使って学習しました。書籍の内容は、最新の過去問5年分とその解説です。問題ごとに正答率が載っているので確実に正解しないといけない問題を見分けることができます。
問題の解説は丁寧になされているので、貸借対照表や損益計算書と聞いてピンとくる人はこの問題集で十分合格できると思います。
ただ一から勉強する人や高得点を目指す人は下のテキストも買った方がいいかもしれません。
制度や法律の改正が頻繁に行われるので、公式HPをチェックして最新の問題集を買うようにしましょう。リンクは下に貼っておきます。
ここではAmazonや楽天で紹介していますが、公式HPの方が安く買えるのでこちらをお勧めします。試験の申し込みもできます。
勉強時間
試験の二週間ほど前から、税務3級と並行して学習を始めました。財務三級の勉強時間は合計で15時間くらいでした。
ただ私は以前に会計の勉強をしたことがあり、ある程度予備知識があったのでスムーズに学習を進めることができました。知識が全くない状態から始めるならもう少し勉強時間をとった方がいいと思います。
実際に行った学習
私は先ほど紹介した問題集を3、4周して試験に望みました。問題演習を繰り返すことが合格の近道だと思います。
一周目は流れを掴むためにざっと解いて、二周目以降はわからなかった問題に印をつけながら解いていきました。
いきなり過去問を解き始めたので当然ですが、最初は全くわかりませんでした笑
ですが過去問を三年分くらいやると、大体傾向が掴めてきます。同じような問題が出題されることも多いです。
最新の過去問は試験直前まで解かずに、模試として最後に解きました。この時は80点くらいだったので「まあ大丈夫かな」という感覚でした。
試験の感想
試験を通して、会計を勉強した人はスムーズに学習を進められると感じました。私もアクチュアリー試験を受験した際にある程度、財務諸表の読み方を学んでいたので学習でつまずくことはほとんどありませんでした。
試験の合格率は30%程度となっていますが、個人的にはそこまで難しい試験だとは感じません。準備を怠らず、問題演習をきっちり重ねれば合格できると思います。
私の場合は筆記試験で試験問題を持って帰ることができたので、自己採点を行いました(PC受験の場合、試験結果は試験直後にわかります)
結果は92点でした!結構高得点が取れて満足しています笑
ダブル受験は可能か?
結論から言うと可能です。
冒頭にも書きましたが私は今回、財務三級と税務三級を受けてどちらも合格しました。私自身最初は「大丈夫かな?」と不安を感じていましたが、実際に受けてみると案外余裕でした笑
ただ私の場合は学生で時間があったのも大きな要因だと思います。働きながら勉強される方や時間がない方は無理せず確実に合格を目指すのもありだと思いますが、「面倒だからまとめて受けたい」という人はチャレンジしてみるのもいいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は銀行業務検定の財務三級の概要と勉強方法について解説しました。
最後に学習のポイントをまとめておきます。
- 問題演習が重要
- 問題集は最新のものを使う
- 学習時間は20時間を目安に
会社によってはこの資格の取得を義務付けているところも多いです。
どうせ取らないといけないのなら、そこまで難易度の高い試験ではないのでできるだけはやくとってしまいましょう!
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