アクチュアリー試験は過去問命

アクチュアリー試験

こんにちは!めもりです!

今回はアクチュアリー受験にあたって大切な過去問の利用について書きました。

アクチュアリー1次試験では過去問はぜっったいに解く必要があります。これに立ち向かわずして合格するなど10,000%ありません!

この記事ではなぜ過去問が大切なのか、どう利用したらいいのか、自身の体験を踏まえて書きました。



なぜ過去問が重要?

アクチュアリー試験では過去数十年分の問題と解答解説が公式HP(HPの書籍・ライブラリー資格試験過去問題集)に上がっています。

試験勉強では、この過去問をダウンロードし、利用することになります。(紙媒体では販売されていません)

これを利用すべき理由は以下の3つです

  • 試験に直結した問題集がない
  • 解説がしっかりついている
  • レベルの把握

試験に直結した問題集がない

最も大きな理由はこれでしょう。アクチュアリーは超難関かつ超マイナーな資格なので、書籍を執筆できる人が少なく、需要も少ないです。

最近はだいぶアクチュアリー関連の本も出版されるようになったみたいですが、やはり公認会計士や弁護士などと比べるとその差は歴然です。

そもそも町中の本屋の資格関連書籍に、アクチュアリーの文字を見たことがありません😅

このような状況の中で勉強を進めていくのですから、過去問を利用すべきというよりは利用せざるを得ないという表現のほうが適切かもしれません(泣)

解説がしっかりついている

あたりまえやろ!!」とつっこまれそうですが、アクチュアリー会の過去問には解説が丁寧に記載されています。

大学で研究をしていて、論文とか参考書の内容が意味不明で膨大な時間を費やした挙げ句、誤植だと判明して発狂しそうになった経験ありませんか?

院試の勉強で「なんで過去問の解説ないねん!!」と関西弁で怒り狂った経験ありませんか?

あれに比べるとよっぽど良心的だと思います。比較対象がおかしい気はしますが笑

私のこれまでの経験上、書籍ではいくつも誤植を見つけましたが、過去問の解説で「ん?これ誤植だな」と思った部分はありませんでした。

もちろん最初の方は解説を見てもわからない問題が多いと思います。ですが、「これ解説がおかしいんじゃないか・・?」という疑念を持たずに学習を進めることができるので、書籍を使うよりも効率的に学習をすすめることができると思います。

レベルの把握

これは自分のレベルの把握問題の難易度の把握です。

私はアクチュアリー1次試験では最初にストラテジーなどを使って基礎を固めることをおすすめしていますが、なるだけはやく過去問をやってみるのも大切だと考えています。

ストラテジーに載っている問題は過去問をもとにしていますが、ストラテジーの問題ができたからといって過去問もすらすら解けるほど甘くはありません。

この本番のレベル感を初期の段階で経験できればその後のモチベーションにもつながります。早ければ早いほどいいです。

アクチュアリー試験では過去問と似た問題が出題されることも多いので相当な難問以外はできるようになる必要があります。

最初は解けなくて当然なので、「最終的にはこんな問題も解けるようになる必要があるのかあ」と前向きに取り組んでいきましょう。

そしてまた基礎を固め、過去問をやってみる。これを繰り返していくのがベストな気がします。

過去問をやることで「このペースで学習を進めていいのか」「自分の弱みはどこなのか」を把握することができるので緊張感をもって学習に取り組めるようになります。

正直、私はこのような学習の進め方が苦手です笑

最初から過去問やってみて100点中5点とかだったらモチベーションだだ下がりですよね、、

なので私は最初は答えを見ながら解くようにしていました。勉強開始直後はわからないことだらけで挫折しやすい時期なので、うまく工夫しながら進めていってください。



過去問の利用方法は?

ここからは過去問をどうやって利用していくのか、私のオススメを紹介します。

  • iPadでダウンロード
  • 解答のポイントは覚えてしまう
  • たまに模試として解く

iPadでダウンロード

これはもう私の中では常識中の常識になってます。

過去問は1つで平均30ページくらいなので、1次試験の5科目×20年分利用するとして全部で3000枚、両面印刷でも1500枚です(汗)

もうね、一冊の分厚い本の完成です笑

ですので

  • 印刷の手間
  • 管理の大変さ
  • 持ち運びにくさ etc.

を踏まえるとiPadを利用しないわけにはいきません。

値段はぴんきりですが、勉強として利用するのなら最低限のスペックで十分だと思います。私大学時代に38,000円くらいの第7世代iPadを買いました。

詳しくはこちらの記事に書いたので参考にしてみてください。

解答のポイントは覚えてしまう

これはある程度理解が進んできた人向けです。

問題演習を繰り返していると、「ここがよく間違えているな」「問題文はここを注意深く見る必要があるな」など、感覚的につかめるようになってきます。

しかし時間が立つとすっかり忘れてしまい、前と同じように「どうやってやるんだっけ?」と悩んでしまいます。

ですのでそういった解答のコツや注意すべきポイントは覚えてしまうのがいいでしょう。

例えば年金数理の問題で、

年金制度が分割する際の積立金の按分方法は注意深く見る

というポイントを覚えるみたいな感じです。(年金数理をやってない人すみません笑)

注意力のある人はこんなことしなくてもいいのかもしれませんが、私はこうでもしないと同じ間違いを永遠と繰り返します笑

覚える際はAnkiを使っています。こちらも先ほど紹介した必須アイテムの記事で書いたので見てみてください。

最近は間違う度にこのAnkiにカードを追加しています。

たまに模試として解く

最後の利用法は模試です。

問題は解けるようになっても、限られた時間の中で解答できなければ合格できません。

ですので定期的に時間を測って過去問を解く、つまり模試を行うことで「問題を取捨選択する力」「計算力」「適応力」を養っていく必要があります。

私は昨年の試験でこれらが足りていなかったので現在実践中です😤

確かに一人で模試をやるのはすごく体力がいります。やる前は毎回超憂鬱です。ですがその分、大きな力になること間違いなしです。(と信じてる笑)

みなさんも、特に試験前は実践してみてはいかがでしょうか。

最後に

今回はアクチュアリー試験において過去問がいかに重要かについて解説しました。

特に近年の過去問は問題の難化が見られるので、やっておかないと手も足も出ないなんてこともありえます。

ページ数だけ見ても10年程前の2倍近くになっています。

ですので

教科書や参考書の練習問題→過去問→時間を測って過去問(模試)

この工程を不完全でいいので一度走りきってみるのが大切です。

これから苦しい時期もあると思いますが、将来の糧になると思って取り組んでいきましょう!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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