脳を鍛えるには運動しかない!!!

自己研鑽

こんにちは!めもりです!

今回は先日読んだ書籍「脳を鍛えるには運動しかない」をレビューしました。

私は試験を控えており、最近学習に関する本を結構読んでいます。

その中でもこの本は科学的な根拠をもとに解説されているので、同じように勉強に励む人や、仕事でのパフォーマンスを上げたい人の参考になると思います。

あらすじ

なぜ運動が必要なのか

まずこの本では運動の必要性について論じています。

人類は数十万年にわたって、生き延びるために体を動かし、狩猟採集を続けてきました。

ですが今では科学の発展に伴い、わざわざ体を動かさずとも生活することができます。もちろん運動せずとも食に困ることがないのはいいことでもあります。

しかし運動不足と栄養の偏りによって、肥満や生活習慣病といった様々な問題が発生しています。筆者はこれについて”自分の首を自分で絞めている”と表現しています。

運動という生物として当然の活動を怠ることは、自ら不健康に向かっているも同然なのです。

そしてこの本では、運動しないことは体だけでなく脳にも悪影響を及ぼすと述べています。運動不足で脳が萎縮するというのです。

逆に運動を行うと、脳の神経細胞(ニューロン)が成長し、脳の機能が強化されるのです。

実際、うつ病の治療薬より運動の方が効果があるという報告もされています

具体的な運動のメリットは?

では具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

この本ではいくつかの観点からそのメリットにアプローチしています。

例を挙げると以下の通りです。

  • 学習
  • ストレスや不安
  • 注意散漫
  • ホルモンバランス
  • 加齢

運動がこれらにどのような影響を及ぼすのか、実験や研究結果をもとに解説されています。

今回はこの中でも学習と運動の関係にフォーカスします。というのも加齢やホルモンバランスと運動との関係は、あんまり興味がなかったので読んでないんですよね笑

興味のある方はぜひ手にとって読んでみてください!

学習と運動の関係

もとはといえば、私達に学習能力が備わっているのは、食料を探して狩りをしたり、危険から身を守ったりするためです。つまり、運動と学習は切っても切れない関係にあるのです。

先程も言いましたが、運動は脳の神経細胞(ニューロン)の増加を促すことが分かっています。

ただ、この生成された神経細胞は使わなければ死んでいきます。これらが生き残るためには、その神経細胞を使う必要があります。この神経細胞を使う活動こそ、学習なのです!

実際に、ある実験では運動前より運動後のほうが、20%ほど学習効率が向上したという結果が出ています。

神経細胞(ニューロン)は運動によって生まれ、学習により生き残る

これには私も驚きました。運動と学習は表裏一体だったのです。

中学校、高校で「勉強も運動もできます」みたいな人いましたけど、もしかするとあれは不思議なことではなかったのかもしれません。

また高校時代、受験期に入ると体育の授業がなくなりましたが、もし体育を続けておけばハーバードに合格したのかもしれません。笑

学習のためにはどんな運動をしたらいいの?

では実際にどんな運動をしたらいいのでしょうか。現在、どのような運動をどのくらい行えばいいのかはまだ研究段階のようです。

ただ確実に言えるのは、運動中は前頭前野への血流が少なくなるため、難しいことは覚えられないということです。

当然といえば当然ですが、学習は運動後、脳に血流が戻ったタイミングで行うのが最も効果的です。ちなみに私の友人はジムで走りながらESを書いて落ちたそうです笑

また、小規模な研究ではありますが、30分のジョギングを週に2、3回続けるだけで学習能力が向上したことが確認されました。

加えて、マウスの実験では単純な動きばかりではなく、複雑な動きを組み合わせた方が脳により良い影響を与えることが分かっています。

ですのでこの本ではスポーツをすることをおすすめしています。確かにジムでもくもくと筋トレに励むよりも、頭と体を使う運動の方が良さそうですよね。

難しい動きであればあるほど、脳内のネットワークが強く広くなるので、やったことのないことに挑戦してみるのもありかもしれません。

スポーツのような頭と体を使う運動が効果的

 



書籍の感想

この本を読むとシンプルに運動したくなります笑

なんだ運動ってメリットしかないじゃん」って気づかされます。

様々な研究や実験の結果が豊富に記載されているので、納得しながら読み進めることができました。

ただ、解説の中では専門用語が結構多くて理解が難しい部分もありました。そしてなんといっても長い😅

私は結局半分くらいしか読んでいません。

目次でそれぞれの章についてわかるようになっているので、この本を読む際は自分が興味ある分野をかいつまんで読んでいくのがいいかなと思います。興味のない章を読むのはまじでしんどいので注意してください笑

分野ごとにどのような運動をしたらよいか解説されているので「とにかくどんな運動がいいのか知りたい!」という方にもおすすめできる一冊です。

自らの経験

私は大学3、4年でアクチュアリーという資格を取るための試験を受けました。

3年時は部活もあり、時間に追われながらの受験だったのですが合格できました。

一方、4年次は部活を引退して時間にゆとりがあったのにも関わらず、不合格になりました。

要因は色々あると思いますが、この本を読んで運動不足が一つの原因だったのかもしれないと思いました。

友人から「お前は部活やらないと落ちるのよwww」とか茶化されましたけど、あながち間違っていないのかもしれません笑



アクションプラン

では実際に、学習効率を上げるためにできることを考えましょう。

  • 定期的な有酸素運動
  • ジムに行く(特に休日)
  • たまにボルダリングみたいな新しいスポーツをやる
  • 友人とスポーツを楽しむ(マラソン大会に出るとか)
  • サイクリングでカフェ巡り(カフェで勉強)

このくらいしか思いつきません、、、

ストレスと運動の関係についての章で、他人と関わりを持つ運動のほうが刺激が多く脳にいいと解説されていたので、できるなら友人とかとスポーツを楽しみたいですね。

また、運動からは少しそれますが、新しい刺激は脳に良いみたいなのでいつもと違ったことをやってみるのもいいと思います。

例えば場所を変えて勉強してみる全く違った分野の勉強をしてみる勉強方法を変えてみるなどです。

最近カフェを巡って勉強するのにハマりつつあるのですが、ずっと家でやるよりも集中できてストレスも少ない気がします。それをサイクリングの一環としてやればベストだと思っています。

カフェは思ったよりお金がかかるので出費が結構痛いんですけどね、、、

最後に

今回紹介した書籍はデータをもとに詳細に書かれていますが、結局主張したいことは

脳を鍛えるには運動しかない

これだけです笑

正直「勉強で結果を出したいのに、勉強以外のことをするのは時間の無駄なのでは?」と感じる自分もいます。

ただ長期的に見たときに、運動したほうがプラスになるのかなとも思います。

私も半信半疑ではありますが、仕事、勉強、健康、幸福度などを天秤にかけながら運動していこうと思います笑

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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