企業年金ってどうなの?どの商品を選べばいいの?

自己研鑽

こんにちは!めもりです!

新社会人になって「企業年金ってどうなの?」「どの投資信託を選べばいいの?」と疑問を感じている人は多いと思います。私も数人の友人から質問を受けました。ですので今回はその辺りをざっくりですが解説しました。

会社から企業年金について説明されたけど全然意味わからない、、という人の参考になれば幸いです。



企業年金制度とは?

簡単に言うと、企業年金制度は社員のために企業がお金を積み立てて退職した際にそのお金を払ってくれる制度です。

会社員の資産形成のための強い味方です。ただ全ての企業でこの制度があるわけではないので注意してください。

企業年金にはいくつか種類があり、主に利用されているのは以下の二つです。

  • 確定給付型企業年金(DB)
  • 確定拠出型企業年金(企業型DC)

「意味わからん帰ろ帰ろ。」って言わないでください笑
ここはふーんと思ってくれればいいです。

この記事を読んでいる人は「自分で投資商品を選ばないといけないけどどうしたらいいの?」と思っている人がほとんどだと思います。

そのように自分で商品を選ばないといけないのは確定拠出型企業年金(企業型DC)です。ですので「企業型DC」という名前は覚えておくといいと思います。

ここからは、企業型DCを前提に解説していきます。

企業型DCの詳しい説明については以下を参考にしてください。

企業年金(企業型DC)は利用すべき?

結論から言うと、利用することをおすすめします。主な理由は以下の通りです

  • 企業がお金を出してくれる
  • 投資を学ぶいいきっかけになる

※企業によっては利用するかしないかを選択できない場合もあります。

企業がお金を出してくれる

基本的に企業年金では掛け金(運用するためのお金)を会社が負担してくれます。

ですのでこの制度を全く利用しないのはデメリットのほうが大きいと思います。

投資を学ぶいいきっかけになる

「老後2000万円不足する」と言われていますが、便利な制度や投資の知識を身につけることによりこの問題は解決できると考えています。

日本では金融教育がほとんど行われていないため、「企業年金なんて初耳だ」という新社会人も多いでしょう。

そういう方々が、企業年金制度を利用することで投資に興味をもち、正しい知識を身につけるきっかけになると思います。

投資商品の選び方

では具体的にどのような点に注意して商品を選べばいいのか解説していきます。

  • 手数料0.4%以内
  • 元本保証型はおすすめしない
  • 投資信託の内容を見る

今日最も聞いて欲しいのはここです。

これを失敗するとせっかくの資産運用が無駄になってしまうと言っても過言ではありません。

一つずつ解説していきます。

手数料0.4%以内

今日確実に覚えて欲しいのはこれです。他のところは全て忘れてもここだけは忘れないでください笑

手数料は0.4%以内にしましょう。

手数料とは投資信託を買ったときや保有している時に支払うお金のことです。投資したお金の何%というように%で表示されることが多いです。

この手数料は低ければ低いほどいいです

手数料には種類があり、以下のように表記されることもあります。

  • 販売手数料
  • 信託報酬
  • 信託財産留保額

これらの合計が0.4%を超える商品は選択肢から除外してください。それだけで選択肢がぐんと絞られると思います。

なぜここまで手数料について強調するかというと、企業年金のパンフレットや説明書には手数料に関する説明はほとんどないからです。

この手数料が利益につながっているからだと思いますが、本当に良くないと思います。

投資信託を購入する際は必ず手数料が記載されているので、絶対に確認するようにしてください。

元本保証型はおすすめしない

企業年金(企業型DC)を利用するなら元本保証型ではなく投資信託を購入したほうがいいでしょう。

なぜなら元本が保証されている分、運用してもほとんど増えないからです。正直これだと銀行の預金に預けているのと大して変わらないと思います。

投資信託の内容を見る

投資信託を購入する際は、それがどのような内容なのか確認するようにしてください。投資信託には以下のような多くの種類があります。

  • 国内株式
  • 海外株式
  • 海外債券
  • 先進国株式
  • 国内株式と海外株式のバランス型 etc

投資信託を買う際はどういう株式に投資しているのかも理解しておきましょう。一般的に債券はローリスクローリターンで株式はハイリスクハイリターンです。

また多くの書籍で、日本株はあまり成長が見込めないと言われているので株式を購入するなら海外株式をお勧めします。

日本人としてこのように言われていることは悲しいですが仕方ありませんね、、、

いずれにしても投資信託の内容を見て、自分に合った商品を選ぶことが必要になります。



自分が購入するなら?

何を買う?

私だったらできるだけ手数料が安い、海外株式のインデックスファンドを買います。具体的にはMSCIやS&P500に連動する投資信託です。

よくわからないという人もいると思いますが、運用商品の説明に記載があると思うのでぜひ確認してみてください。

債券には投資する?

私なら債券には投資しません。なぜならリターンが期待できないからです。

特に新社会人はまだまだ若く、ある程度リスクをとっても大丈夫だと思うので株式を中心に購入することをお勧めします。

ただこれに関しては、その人の生活状況や性格によって変わってくるので一概に「こうするべきだ」とは言えません、、

まとめ

いかがだったでしょうか。

言葉足らずの部分も多かったと思いますが最後まで読んでいただきありがとうございました🙏

企業年金制度や運用商品は企業によって異なります。またどんな商品が適しているのかは人によって異なります。

ただいずれにしても投資は自己責任なので、自分で考えることが大切だと思います。

この記事を読んで少しでも投資や年金に興味を持つ人が増えれば幸いです。

余談

私は現在年金アクチュアリーを目指していますが、手数料の高いアクティブファンドが当たり前のように出回っていることに疑問を感じます。

アクティブファンドの利回りは歴史的に見るとインデックスファンドの利回りに敵わないそうです。にもかかわらず、それに高い手数料をかけて販売している状況ってどうなんでしょうか?

そしてその手数料について詳しい説明がないことにも私は疑問を覚えます。

確かに会社は利益を出す必要があるので致し方ない部分もあるでしょうし、私が勉強不足の部分もあると思います。

ですが年金に携わるものとして、こういった現状を少しでも改善していけたらと思います。

今回記事を書いてみて、このような現状に目を向けることができて良かったです。

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