こんにちは!めもりです。
今回は書籍「使える脳の鍛え方」をレビューします。
最近もっぱら学習に役立つ本を読み漁っています、、、
この本はこれまで多くの人が当たり前のようにやってきた学習法を否定し、科学的に正しい学習法を紹介しています。
記事では本書の内容をもとに、効率よく何かを学びたい人、資格を取りたい人の参考になりそうな内容をまとめました!
あらすじ
この本ではまずはじめに、本当に効果のある学びについて提言しています。
そしてその手法が詳細に解説されており、後半ではマインドセットや学習者へのアドバイスが記載されています。
全体を通して研究や実験に基づいた説得力のある内容が多く、すぐに自らの学習に活かせるものも多いと感じました。
以下では本書で提言されている学習法について要点を絞って解説しています。
学習の前提
本書では学習の大前提として以下の3つを挙げています。(第1章より)
- いつでも学んだ知識が使えること
- 人は生涯、学んで記憶しなければならないこと
- 学習とは後天的な技術であり、もっとも効率の良い学習法はだいたい直感に反すること
まずはこれを頭に入れることです。
個人的には3番目の、効率の良い学習法はだいたい直感に反するとう部分が最も重要だと思いました。
具体的には以下のような内容が記載されてます。
学習は辛いほうが深く定着しやすい
「テキストの再読」と「集中練習」は、きわめて非効率
この理論をもとにすると、ドMが最強の学習者ということになります笑
また、テキストの再読は誰もがやったことがあるのではないでしょうか。
私も資格試験の勉強で内容の難しい本を10回も20回も読み返していましたが、この本から言わせるとあれは無駄の極みということになります泣
ではどのような学習をすればいのでしょうか。
効果的な学習法とは
忘れた頃にテストをする
これがこの本の全てです。本書では具体的な実験や根拠、詳細な学習法が書かれていますが、個人的にはこれだけおさえておけば十分です。
もう少し詳しく解説します。
「忘れた頃」が鍵
人の記憶は思い出そうとするときに強化されます。つまり間隔を空けずに繰り返す集中学習は効果的ではないのです。
もちろん集中的に学習しても短期的には記憶されます。ただその内容はすぐに忘れてしまいます。これでは定着したとは言えません。
一夜漬けで詰め込んだ内容はほとんど覚えていないのはこのためです。
本当に定着させたいことは間隔を空け、長期に渡って学習していく必要があるのです。
テストの効果
そしてもう一つ重要なのがテストをするということです。間隔を空けても、インプットばかりしていては非効率です。
学んだことを紙に書く、声に出すなど何らかの形でアウトプットしましょう。
ここで重要なのは、思い出すことではなく、思い出そうとすることです。
間違ってもいいから自分なりの答えを出すほうが、答えを見るよりもよっぽど効果があるとこの本は主張しています。
答えがわからないあのモヤモヤ感は誰も好きではないでしょう。私も大嫌いです笑
答えを見て「あ〜なるほどなるほど」とわかった気になる方がよっぽど楽です。
ただ先程も書いたように、学習は辛いほうが定着しやすいのです。このような不快感を味わえば味わうほど、学んだことが身につくのです。
これまでの学習の無駄
この本を読んで私がこれまで行ってきた学習が、いかに無駄の多いものだったか痛感させられました。
私は現在アクチュアリーの資格の勉強をしているのですが、その中のKKTという科目では再読に次ぐ再読をこおなっていました。
「暗記をするには何度も読むのが大切だ」と勘違いしていました。
今当時の自分に戻ったら、知識ゼロの状態から過去問を解き始めます。そしてテキストで該当部分を探しながら学習を進めていきます。
この本以外にも、様々な学習本を読みましたが、結局どの本でも言われているのは
インプット<<アウトプット
ということです。最短でなにかを身に付けようと思うのならとにかく早く実践するに限るのだと学びました。
自己流の学習は断捨離しよう
私は大学卒業まで、学習法については深く考えることなく入試や資格試験を受験してきました。
それなりに上手くいっていたので特に考える必要もなかったといったほうが正確かもしれません。
ただ社会人になって読書を始めたことをきっかけに
「もっと効率の良い学習法があるのでは?」
と思い、様々な本を読みました。
そこで痛感したのは、自己流の学習法は捨てて、科学的に効果的だとされる学習法を実践したほうがよっぽど良いということです。
自分の感覚よりも、データをもとに実証された研究結果のほうが、客観性があり効果があるのは当然です、、、
学ぶ内容は教わりますが、学び方は教わる機会がないので、そういった本を読んでみるのをおすすめします!
最後に
本書では集中練習は定着しないと書かれています。
でも正直、短期的な記憶で乗り切りさえすればいい場面って結構ありませんか?笑
大学の定期テスト、仕事の役には立たないけど受けなければならない試験などなど、、、
ですので本当に身につけたいものを見極めて、それにあったやり方で学習していくのが必要なのだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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