アクチュアリー試験では何をどれくらい暗記すればいい?

アクチュアリー試験

こんにちは!めもりです!

今回はアクチュアリー1次試験って何を暗記すればいいのか?について解説します!この記事では、現在私が勉強している年金数理を例にしました。(数学、損保、生保、KKT合格済)

数学、損保数理、生保数理、年金数理は試験の傾向が似ているので、年金数理を受けない人も参考になると思います。(KKTは特殊なので今回の記事は参考にならないかもしれません、、)

アクチュアリー1次試験は計算が多いので暗記は必要ないと思われがちですが、計算の難易度が高いため、正攻法で解いていくと間違いなく時間が足りません。

暗記をすることで時短になるのはもちろん、解答への筋道も立てやすくなります。

「暗記は本質から外れてる」と私も思いますが、合格するために手段を選んでいる暇はありません!



どこまで暗記する?

最低ライン

まず最低ラインとして、合格へのストラテジーの前半に載っている公式類は全て覚えましょう。これは数学、損保数理、生保数理、年金数理に共通して言えることです。

特に生保数理や年金数理は初めて見る記号や数式も多く、そもそも覚えていないと問題の意味すら理解できません。個人的には生保数理の覚える量が最も多い印象です。

ただ、いきなり覚えろと言われても、意味が理解できないと多分挫折します笑

私も最初見たとき、未知の言語に出会ったような感覚だったのを覚えています、、

ですのでまずはストラテジーを解き、その中で出てきた公式や数式を、意味を理解しながら覚えていくのがベストかなと思います。

ストラテジーには最後の方にも計算テクニックをまとめた章があります。ここも覚えておくに越したことはありませんが既に知っているもの、もしくは高度で理解できないものもあるので、必要なものをピックアップしながらやっていくのがいいと思います。

ある程度理解が深まってきたら

問題演習を積み、理解が進んできたら、過去問やWBで出てきた新しい公式や計算式を覚えていきましょう。

ストラテジーはよくまとまっていて非常に有効ですが、問題演習をおこなっていると

その式が成立するのか!

というものが出てきます。そういうものを放っておかず、蓄積していくのが合格への近道です。

どういった場面で使うのかを実感しながら覚えることができるので、最初の暗記に比べるとそこまで苦しくないと思います。

私の場合は数式以外にも、解答のポイントやテクニックは積極的に覚えるようにしています。



どう覚える?

ここまで、どこを覚えるべきかについて解説しましたが、ストラテジーや教科書、過去問を眺めて暗記するのはおすすめしません。

私の記事を以前から読んでくれている方はご存知と思いますが、Ankiというモバイルの単語帳を使って隙間時間にやっていくのがいいと思います。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

このAnkiというアプリは暗記にもってこいなのですが、難点が一つ。3,000円の高価なアプリなんです、、

買い切りなので思い切って買ってしまっていいと思いますが、どうしてもお金を使いたくない人は無料の暗記アプリを使うのもいいでしょう。

ただ、アクチュアリー試験で出てくる記号はキーボードでは打てないものが多いので手書きができる暗記アプリがいいと思います。

覚えたいものは全てこのアプリに突っ込んでいきましょう!そして隙間時間=趣味=Ankiにするのです笑

ちなみに、最初は全く意味のわからない数式ばかりなのでめちゃくちゃしんどいです笑

ただ覚えてくると二次関数的にスピードが上がっていきます。自転車で最初が1番重いのと似てますね。もしこれから始める方は最初の山を超えたら楽になると唱えながらやってみてください。

暗記するにあたって大切なこと

最近見たこのYoutubeで、河野玄斗さんが暗記において大切なことをおっしゃってました。これには私もハッとさせられました。

何回反復しても覚えられない理由【頭脳王2連覇の男直伝】

詳しくは動画を見てほしいのですが、簡単に説明すると

反復前提の暗記はするな

ということです。

暗記は反復が大事なんだろ〜

と言って、繰り返すことが目的になっていては、やっているはずなのに定着しないということになりかねません。

暗記は一回で覚えるつもりでやるからこそ、反復が力を発揮するのです。私も今後はそういった意識で取り組んでいこうと思います。

体験談

私は大学3年のアクチュアリー試験で数学、損保数理、KKTに合格しましたが、損保数理は暗記のおかげで合格したと言っても過言ではありません。

正直、当時は落ちたと思いました。ただアクチュアリー会で発表された解答を見ると、ぼやっと覚えていてなんとなく穴埋めした数式が当たっていたのです!ちなみにこれがその数式です。ストラテジーの前半に載っています。

今見ても何を表している式なのかさっっぱりです笑

私の記憶では、この式の導出が出題されました。難しすぎました、、証明の流れは中盤から全くわからなかったのですが、最後の穴埋めだけは

ストラテジーで見た記憶あるな〜けどよく覚えてないな〜」というノリで解答しました。

これに関しては運が良かったとしか言いようがありませんが、暗記も捨てたもんじゃないと実感した出来事でした。

もしあの問題を落としていたら今頃、損保数理and年金数理のダブルパンチでブログなんて書いてなかったと思います笑

最後に

いかがだったでしょうか。今回はアクチュアリー試験の暗記に焦点を当てて解説しました。

基本的には理解の先に暗記があると思っています。導出を理解した上で数式を覚えておくのがベストなのは言うまでもありません。

ですが試験においていかに効率的に点を稼ぐかを考えた時、多少理解をすっ飛ばしてでも暗記しておくのは大事だと思います。

荒療治ではありますが、いざというときに合否を分ける可能性もあるので、ぜひ実践してみてください!



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